まことに勝手ながら、このたびmixiへ引越ししました。


これまで定期的にご覧になってくれた方は

ぜひmixiへアクセスしていただき、


ニックネーム「山えいちゃん」で検索していただければ

発見できます。


今後ともなにとぞよろしくお願いします。


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2007.7.1 (日)  曇

  

このコースは昔の美濃馬場禅定道の一部で、今では

南縦走路と呼ばれる白山登山道のひとつである。


白山中居神社を過ぎ、石徹白川沿いの林道を詰めると

登山口(標高960m)。400余段の石階段を急登高すると、

特別天然記念物の大杉が構える。樹齢1800年余、25m高、

幹回り12抱あり『今清水(いましみず)の大杉』とも称す。


『おたけり坂』を過ぎると木々の間から県境の山並みが見え

銚子ヶ峰も大きく迫る。神鳩ノ宮(かんばとのみや)避難小屋

を過ぎると母御石(ははごいし)。この大きな落ちようとする

巨石を小さな丸い石が支え、あたかも子に母乳を与えるようで

この名が付いたと言う。

程なく銚子ヶ峰1810mに着くがあいにくのガスで眺望無し。

飛び交う小さな虫に追い立てられながらも、ハクサンチドリの

沿道に癒されながら一ノ峰1839m、二ノ峰1962mの脇を通過。


稜線上の雲石、ももすり岩などは古道を偲ばせる。二ノ峰と

三ノ峰間の水呑釈迦堂跡にはキンポウゲ群生の中にクロユリ

の花園も見られ感動。変わらずガスで三ノ峰の姿は現れないが

雪渓に差し掛かり三ノ峰避難小屋が近いと確認。小屋前には

キンポウゲ、キンバイが涼風に揺れていた。ハクサンコザクラも

見られたがニッコウキスゲは疎ら。


先週につづき越前三ノ峰、三ノ峰本峰を再訪。少しずつガスが

晴れる中、しばし山々を同定しながらの下山になった。


画像は水呑権現跡の花園。一ノ峰付近のウラジロヨウラク。








2007.6.23 (土) 晴のち曇


幸運にも梅雨の晴れ間に恵まれた。2年ぶりの三ノ峰、福井県側の

上小池登山口から登る。最初しばらく打波川渓流の水飛沫を浴びた

美味しそうな山蕗を見やりながらの緩歩。登山道に入るとすぐ笹ユリが

頭を垂れていた。

六本桧の稜線に出ると雲海に荒島岳、赤兎山、大長山、経ヶ岳、枇杷倉山

などなどが浮かぶ。剣ヶ岩まではコイワカガミ、マイズルソウ、二ガナの多く

咲く緩い花道が続く。剣ヶ岩から三ノ峰避難小屋まではやや喘ぎの急高登

だが避難小屋前ではキンポウゲ群生が峰渡りの涼風に乱舞し癒してくれる。

快晴の下、四周の山々が鮮やかに眺望でき静寂の中ひとり山座同定に耽る 。


画像は避難小屋背後、俗称 打波の頭で福井県最高峰とか。山頂には

真新しい標札柱『越前三ノ峰2095M』が設置されていた。


2007.6.17(日)  晴


入梅したと言うのに好天続きの週末。『好山病』の人には

うれしい限りです。


山上では爽やかな風が終始流れる中、冠山峠をはさんで南北

2座登れるということで訪れる。金草岳山頂付近にはニッコウ

キスゲ、コバイケソウ、タカネ二ガナなどが涼風に揺れていま

した。昼近くには気温も上がり白山連峰は拝めず。遠く眼下には

昨年から完成した徳山ダム湖が望まれました。


冠山の方はハイキング的に気軽に登れるので大勢のハイカー

が訪れています。ブナの新緑が眩しく、またピンク色のウツギも

満開。登山道脇にはギンリョウソウが招いているかのようにお辞儀

をしていました。


画像は金草岳への途中のアザミの開花直後の美姿とニッコウキスゲ。






2007.6.16(土)  晴


不思議な山名のこの山はウリ科の植物から由来しているようです。

このカモウリ、別名トウガンは30~50cmの果実に成長する長楕円形の

瓜。山頂部がその姿に似ているためこの名がついたようです。


山頂からは南方に白山連峰を、北方には秘峰の笈ヶ岳(おいずるがだけ)や

大笠山(おおがさやま)が目前に望めます。、連続の急高登やヤブ地帯あり

ですが、静寂な山域にはまた格別のものがあります。残雪期にはさらに

進めば笈まで到達できます。


画像は山頂に露出している15m位の馬の背状の岩稜と笈ヶ岳、大笠山の眺望です。





2007.6.9 (土) 曇一時雨


先週に続き今週も 視覚障害の方と山に行きました。


一等三角点のあるこの山は山岳宗教で古来栄え、白山、

伊吹山も望める敦賀三山(野坂・西方ヶ岳・岩籠山)の一つ。

約3km, 2時間余の途中にはトチの木地蔵と美味しい名水を

楽しめるポイントがあり 憩いと癒しになります。


寒気伴う低気圧の影響で不安定な気象になり、御嶽権現

を祀る山頂避難小屋で休息中には 一時激しい雷雨も。


季節には山頂付近にはカタクリの花が群生するようです。

今回はヤマボウシ、ヤマアジサイ、ヤマウツギなどが見られ

ました。画像は 霧雨に潤うヤマウツギ。




2007.6.3 (日) 晴


視覚障害者のサポートでミズバショウ群生で知られる取立山を

訪れました。

視覚に難があるものの皆さんは健常者をしのぐ健脚と陽気さを

お持ちで終始圧倒されてしまいます。またサポートされるメンバー

には登山はもちろんマラソンやマラニックにも優れた方々もいらっ

しゃって、この企画実施には並々ならぬものを感じました。


登山後は麓のキャンプBBハウスにて親睦交流昼食になり、参加者

の健闘を慰労しながらの楽しい時間を共有できました。


心身をリフレッシュして『生きる力』を全身で体験できた実り多き一日

でした。


画像は取立山頂での集合記念撮影。後方は白山連峰。

2007.6.2 (土)  晴


この山は福井県の某山の会が発行している『登ってみねの福井の山』

に紹介されています。

福井県側からの登山が可能で、泰澄大師が開いたと謂われる岩屋観音

前を1k程林道を進むと登山口がある。山頂までは3k、3時間余ですが

最初の急登には息も上がる。山頂からはさらに北東方面に整備された

登山道が延び、1k程先のピークに進むことができるようになり白山の

眺望も良好。南西側には荒島岳を始め越前の山並み勝山の町並みも

臨める。

残雪期にはさらに奥の越前甲山や加賀大日山にも縦走できるそうである。


画像は新たに整備された登山道を歩くハイカーと到達できる無名峰。



2007.5.27(日) 曇のち 晴


まもなく別当出合登山口まで車輌が入れるようになり賑わいを

見せてくれますが、その前に今年もう一度残雪の静かな山域を

味わいたくて訪れてみました。


MTBではいつもの辛いヒルクライムですが、帰路を考えると徒歩

よりは良策です。甚ノ助小屋辺りで1m余の残雪、弥陀ヶはまだまだ

豊富な雪量。10数名のスキーヤーが山頂付近からの水屋尻雪渓を

上っていました。下山には観光新道を使い 別山尾根や釈迦岳方面

の眺望を終始楽しみながらの穏やかな時間を満喫。


画像は新緑の回廊を楽しんでのな別当出合~市ノ瀬のMTBダウンヒル。


2007.5.26 晴


6月の第一日曜日には『夜叉ヶ池開き』が行われ関西中京

方面からもハイカーで賑わう。

四季折々に魅了させてくれるポイントですが、岐阜側には

昇竜の滝が秋には見事にその華麗さを披露してくれます。


また、福井側登山道中程には『日本の巨木100選』にも指定

されたトチの巨木や大小4段に落ちる夜叉ヶ滝もまた印象的。


『雨乞いの池』伝承でも知られる夜叉ヶ池では稀少水生昆虫の

ヤシャゲンゴロウが池を守るイモリと仲良く共生していました。


画像は正に壮年期を前に元気いっぱいのブナの木です。